![]() 北照ナイン歓喜の瞬間 北照10年ぶりの全道制覇!! 10年ぶりに全道を制した北照ナイン。エース・又野知弥(2年)はその輪にライトからやや遅れて加わった。「チームを信じていた。うれしいです」と笑顔。その右手中指には厚く包帯が巻かれていた。 しかしエース負傷の非常事態に打線が発奮する。その裏、先頭の大野雅也(1年)が左中間を破る二塁打で出塁すると、3番西田明央(2年)の内野ゴロの間に生還し1点差。 しかし又野は2回以降も苦しい投球が続き、取られて取ってのどちらに流れが転ぶともわからない展開。大会前から『又野と心中』と心に決めていた河上敬也監督は、リードを広げた5回についに決断。ライトを守る左腕の千葉竜輝をマウンドに送った。小樽支部予選では登板があるものの、全道では1回もマウンドに立っていない投手の起用。「勝負だと思った」と河上監督は賭けに出た心境を話した。 その千葉が期待に応える。5回表を3者凡退に切り、流れをグッと引き寄せた。 この千葉の好投が呼んだ流れが試合を決めることになる。6回、2死走者なしから打線が繋がり5点を追加。全校応援とOBで一杯になった 札幌南 のスタンドを意気消沈させた。 春夏決勝で敗れ、先輩が涙を飲んだ円山球場で歓喜につつまれたナイン。 【札幌南】 全道初優勝は叶わなかったが、ナインに涙はなかった。 攻撃でも、準決勝で決まっていたバントのミスが相次いだ。「ミスが出ては勝てない」と池田賢監督はここまで少なかったミスを嘆いた。 それでも「全道で大きな経験ができた。自信にできる部分もあるし、痛い思いも味わった」と今大会を振り返った池田監督。 (文=松倉雄太)
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